妊娠初期に子宮がん検診を行うのですが、その理由をご存知でしょうか？こちらでは、その理由と万が一妊娠中の子宮がん検診でがんが見つかった場合の治療や出産と併せてご紹介いたします。

妊娠中の子宮がん検診は不安に思う方もいらっしゃいますが、母体と赤ちゃんを守るために必要な検査です。刈谷市のG&O女性ヘルスケアクリニックでは、子宮がん検診のご予約を承っております。Web予約指定以外の時間帯をご希望の方はお気軽にご相談ください。

妊娠初期の妊婦検診で子宮がん検診を行います。なぜこのタイミングで子宮がん検診を行うのでしょうか？

その理由は、子宮がんは20代～30代に罹患率が高いからです。妊娠すると子宮の入り口が柔らかくなり、出血しやすくなります。徐々に診断が正確にできなくなるため、妊娠初期の間に全員が検診を受けることになっているのです。

また、子宮がんの進行するペースも関係しているといえるでしょう。子宮がんの進行は非常にゆっくりで、前がん状態といわれる段階から進行しているがんになるまでに2～3年かかるといわれています。妊娠・出産をするとなかなか検査を受ける時間がなくなってしまうため、そうなる前に一度検査を行うのです。

子宮頸がんは、子宮の頸部入口周辺の細胞に異常が生じて起こるがんです。検診は子宮頚部をブラシのような特殊な器具でこすって細胞を採取します。

妊娠中に子宮頸がんが見つかった場合には、経過を観察しながら出産を迎え、出産後に治療を始めるのが一般的です。子宮頸がんは進行がゆっくりなので、初期の段階で見つかった場合には、出産を終えるまでにそれほど進行することはありません。出産後に行われる治療は、子宮頚部を円すい状に切除する円すい切除が行われます。

子宮頸がん検診が初期の妊婦検診での必須項目となっているということもあり、子宮頸がんが見つかる患者さんの3％は妊婦検診によって妊娠中に判明しているのです。

ただし、進行してしまっており、尚且つ妊娠22週を超えている場合には、帝王切開を行ったあとで子宮を摘出します。また、妊娠初期で進行してしまっている子宮頸がんが見つかった場合には、妊娠の継続が難しい場合もあります。子宮頸がんはとても進行がゆっくりなのですが、それでも出産まで治療を延期してしまうと命に危険が及ぶ場合には、すぐに治療を始めなければなりません。

もちろん、妊婦さんの気持ちを無視して一方的に治療が行われることはありませんが、治療内容は妊娠していない方とほとんど同じです。つまり、治療を行う場合には、赤ちゃんは諦めなければならない状況になってしまう可能性もあります。

妊娠中に子宮頸がん検診を受ける際には、がんが見つかった場合にどうするのかを夫婦で話し合っておいた方がよいかもしれません。

刈谷市のG&O女性ヘルスケアクリニックでは、子宮がん検診など様々な検診メニューをご用意しております。妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある場合には、子宮体がんの検査はできないためあらかじめご了承ください。また、刈谷市泉田町にあるG&O女性ヘルスケアクリニックではWeb予約より子宮がん検診のご予約を承っておりますが、その他時間帯のご希望があればご相談が可能です。

妊娠初期の子宮がん検診によって子宮頸がんが見つかる場合があります。初期のがんの場合には妊娠中は経過を観察する程度にとどめ、出産してから治療を開始します。しかし、子宮がんがすでに進行してしまっている場合は、状況に応じて最善の方法を考えて治療をすすめることになるでしょう。

妊娠中のがん治療に関しては、状況にもよりますが妊婦の意向に合わせて進められます。妊娠後期に子宮頸がんが見つかった場合には、胎児が充分に育つ時期までがん治療を延期、または帝王切開になります。

刈谷市のG&O女性ヘルスケアクリニックでは、子宮がん検診など各種がん検診を行っております。ブライダルチェックも行っておりますので、健康状態を確認して結婚や妊娠を考えたいという方はお気軽にお問い合わせください。西三河地区刈谷市にあり、名古屋方面や三河方面からも足を運びやすくなっています。